パラレル転送とシリアル転送の違い |
HDDを接続する場合に現在最もよく使われているのが、パラレル転送を使うUltraATAという規格です。
パラレル転送とは、複数の線(UltraATAの場合、40本)でHDDとマザーボード(もしくはATAボード)とをつなぎ、データをそれぞれの線へ同時に転送することで高速化をする方法です。
しかし、現在ではデータの足並みをそろえるのが難しくなっており、ノイズや送受信するデータの制御が困難といったデメリットが目立ってきています。
一方、シリアル転送とは、少数の線によりデータを順番に転送していく方法です。一見パラレル転送のほうが一度に大量に送れるため有利に思えますが、パラレル転送よりもノイズに強く、データの制御も簡単に行えるため、現在シリアル転送での高速化が進み、そのひとつがSerialATAとなります。
HDDのスペックの見方 |
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単位 |
意味 |
| インターフェース |
- |
PCと接続する際の方式。内蔵の場合はUltraATAやSerialATA、外付の場合は、USBやIEEE1394などがあります。 |
| 容量 |
GB |
HDDの利用可能な容量の総計。フォーマットにより多少変化する場合があります。 |
| キャッシュ |
MB |
低速なHDDと高速なメモリとの間の速度差を補うための保存部分。HDDを本とするならば、キャッシュは必要部分を抜き出したメモ書き。小さなファイルなどを頻繁に使う場合気にしたいところです。 |
| プラッタ(密度) |
GB |
数百MBや数GBの巨大なファイルなどを頻繁に使う場合気にしたいところです。プラッタあたりの容量の増加(高密度化)によりHDDのアクセス速度向上が望めます。 |
| プラッタ枚数 |
枚 |
HDDに使用されているプラッタの枚数。大容量なHDDの場合、複数のプラッタを搭載していることが多い。
|
| 回転数 |
rpm |
一分間にディスクが何回転するかを表しています。高速回転するほどHDDへのアクセスも高速に行えますが、消費電力・発熱・騒音などが大きくなる要因にもなります。
|
| 回転軸 |
- |
ディスクを回転させる際の軸の方式。現在主流なのは 流体軸受け と ボールベアリング で、流体軸受けのほうが静かです。 |
SerialATAって何? |
SerialATAの特徴をまとめると次のようになります。
※1 マザーボードにより別途チップ搭載で追加されているものもあります。
※2 Intel915/925チップセットなどは、マスター1系統のみ搭載となります。
※3 SAS・・・Serial Attached SCSI。SCSI版シリアル転送の規格。 |
SerialATAⅡは何が変わった? |
SerialATAⅡとは、SerialATAにいくつかの機能を追加した拡張規格です。
転送速度などは変更がありませんが、次のような機能が追加されています。
■ネイティブ・コマンド・キューイング(NCQ) ドライブのパフォーマンスを飛躍的に高める機能で、 マルチ・スレッド・パフォーマンスを実現するともに、 ドライブが再順序化を行って最大32までのコマンドを効率的に処理できるようにし、 データ・スループットの向上とシステム・パフォーマンスの最大化を実現。
■ホットプラグ PCの電源を入れたままHDDの交換が可能。
■プレゼンス・ディテクト モジュール上に搭載されたROMに制御法に関する情報を保持しておき、 PC起動時に読み取ることで制御を最適な状態で行うことができる。
■スタッガード・スピン・アップ サブシステムに電源が投入された際の急激な電力の上昇を最小化する。
ほかにも、
非同期リカバリ、・フォース・ユニット・アクセス、・SATAセット・フィーチャー、SATAアイデンティファイ・デバイス、SATAデバイス・コマンド・オーバーレイ、ホスト主導のパワー・マネージメント などがSerialATAⅡにおいて追加された機能です。
ネイティブ? ブリッジ? |
SerialATA対応HDDが出始めた頃は、コネクタまわりのみをSerialATAにし、本体はUltraATAのものを流用した物がほとんどでした。これはHDDに搭載するSerialATAのコントロールチップの開発が遅れていたためです。 このUltraATAのHDDをSerialATAへ変換しているチップをブリッジチップと呼びます。
このブリッジチップはマザーボード側にも使用され、それまでの製品に大した手を加えることなくSerialATAの利用を可能にしました。しかし、UltraATA133の最大転送速度は133MB/sであり、SerialATAの150MB/sに及ばないため、本来の性能を発揮することができませんでした。
これに対し、根本から対応しているものを ネイティブ対応 と呼びます。ネイティブ対応であれば、SerialATA本来の性能を発揮することができます。最近登場しているHDDやマザーボードは、そのほとんどがネイティブ対応をうたっており、やっとSerialATA本来の性能を発揮できる土壌が固まってきたところです。
※SerialATAⅡ対応HDDはすべてネイティブ対応です。
SerialATAご使用の際のご注意 |
SerialATAは以下のような条件のとき、本来の性能を発揮することはできませんので、ご注意ください。
□ PCIバスへ増設したSerialATAボードでのご利用の場合。(データ転送速度の上限がPCIの133MB/sとなります)
□ HDD本体がUltraATAでUltraATA-SerialATA変換コネクタをご利用の場合。
□ HDDがブリッジチップを搭載しUltraATA-SerialATAの変換を行っている場合。
パソコンでSerialATA対応HDDを使うには |
最近では、マザーボード上にSATAコネクタを搭載しているものも多くなりました。 しかし、多くの場合2chのみの事が多く、また少し前のPCでは搭載していないものがほとんどです。
こういった場合には、PCIボードへ 拡張ボードを導入していただくことにより、ご利用いただくことが可能です。
また、Windowsの場合はSerialATAのドライバのインストールを行えば、通常のUltraATAのHDDと同様にご利用いただけます。MacOSをご利用の場合は、MacOS X-10.2以降 MacOS 8.x以降の場合にご利用になれます。
規格団体・主要企業リンク |
Serial ATA II Working Group
■ SerialATA.Org (英文)
プロモーター(主要)企業
| ■ Intel |
■ APT Technologies |
| ■ Dell Computer |
■ Maxtor |
| ■ Seagate Technology |
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最新HDDのベンチマーク結果 !! |
■ 2460個のファイル(約0.98GB)のファイルをコピーした際の所要時間を計測
■ テスト環境
CPU:Intel Pentium4 2.4GHz、M/B:Intel 865G、RAM:DDR266 256MB、オンボードSATA
OS:Windows2000 Professional SP4
| 型番 |
インターフェース |
キャッシュ |
転送時間 |
| Maxtor 7Y250M0 |
SerialATA |
8MB |
 |
51.2秒 |
| Maxtor 7Y250P0 |
ATA133 |
8MB |
 |
48.6秒 |
| Maxtor 6B300S0 |
SerialATA |
16MB |
 |
47.2秒 |
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